「0」から「1」へ

伝えたいことを思いつくままに記します

卒業式

f:id:kgwest:20200229144127j:plain

卒業式、短縮プログラムという形になりますがどうにか実施ができそうでよかったです。
今日のHRでもお話したことをもう一度、この場所に文字として残しておこうと思います。

将来、皆さんが年を取り、それまでの人生を思い返したときに高校の卒業式はハイライトの1つとなる一日だと思います。そういった意味でもどうにか実施ができることは私にとっても嬉しいことです。

卒業式を境に皆さんはバラバラに別れ、それぞれが新しい環境での生活を始めることになります。
これまでとはまた違った新しい仲間と出会い、大恋愛なんかもきっとするでしょう。出会いは突然だったりします。

やがて就職し、新社会人として大変な日々を送ることになるでしょう。

ゆくゆくは誰かと結婚し、子供を授かれることになるかもしれません。

毎日、仕事でいっぱいいっぱいな中で誰かと生活を共にするなんてもちろん良いこともあれば大変なこともあります。
子供が生まれると生活の中心は子供になり、育児と仕事の両立になるわけです。子供が1人、2人、3人…となればもっと大変です。

しかし、すくすくと育っていく子供の姿を見れば大変さも忘れられることでしょう。
幼稚園、小学校、中学、高校。ようやく高校の卒業式を迎えることができた日には、それはそれは嬉しい気持ちと共にホッとひと安心することでしょう。

そう。その気持ちこそが今の皆さんの保護者の方々の気持ちなんです。

卒業式は卒業生自身にとってもめでたい日ですが、その保護者の方々にとっても待ち望んだ日なのです。だからこそ、当日は立派な姿を見せてあげてほしいと思います。

そして、もう一つ。
この学年の学年主任の先生と2,3,4組の担任の先生方は中学校1年生から持ち上がってきました。これはうちの学校では当たり前のことではなく珍しいことなんです。
今年は卒業式の後の会合が中止となってしまいましたから、その先生方が直接、皆さんへメッセージを送ることはできないのです。
これらの先生に限らず、中学生時代にお世話になった先生で思い出に残っている先生がいたら、卒業式当日にたわいもない話でもいいので卒業の報告をしにいってあげてください。


学校の先生は「専門知識」と「教える技術」はもちろん「心の強さ」「勇気」も必要なんです。

かつての教え子が、ふとその先生の元へ卒業の報告をしにきてくれるだけで、過去の苦労は浄化され気持ちをリセットして一から頑張れることがあるんです。

あっという間ですね。卒業式、楽しみにしています。