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定員充足率

近年の大学入試の難化の原因は国からのお達しによって、入学定員超過是正が求められていることです。(大元の原因は首都圏の大学が学生を取り込み過ぎたことから始まっていますが)

 

8千人以上の規模の大学は入学定員に対して1.1倍(この数字を定員充足率という)以上の入学者をとってしまうと、助成金の減額がされてしまいます。

現大学1年生の学年の各大学の定員充足率のデータが出揃ってきています。

慶應大学100%。早稲田大学98%、東京理科大学95%、学習院大学103%、明治大学96%、青山学院大学101%、立教大学99%、中央大学100%、法政大学97%といった状況です。(河合塾調べ)

各大学110%(つまり1.1倍)を切れていますので、次年度の入試は合格者の絞込みは体感としては収まっていく傾向かと思われます。

しかし、これだけ100%に近い数字に入学者を寄せるためにはさぞ繰り上げ合格をたくさん出したのだろうと想像できます。