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伝えたいことを思いつくままに記します

個別試験の雲行き

宇都宮大学信州大学で、個別試験についての変更が発表されました。
宇都宮大学は個別試験の中止を決定。学部学科に応じて合否の発表方法に違いがあるようです。
信州大学は緊急事態宣言が延長された場合は個別試験を中止として、共通テストでの合否判定になるそうです。

https://univ-journal.jp/78823/

他にも広島大学は現状では個別試験実施の方向で進んでいますが、状況に応じて個別試験を中止して、共通テストのみ合否判定となる旨の文章を公表しております。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/62624


果たしてこの判断に追随する大学は出るのでしょうか。いずれにしても、共通テスト後の変更は受験生にとってあまりにも酷です。

オススメの国語参考書

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生徒面談を進めていますが、理系志望の生徒で国語の勉強をどうすればよいか質問を受けることが何回かありました。
私も国語力にはだいぶ自信がありませんので、高校2年生の国語の先生におススメの参考書を聞いてみました。


現代文は2冊、古文は1冊をススメていただきました。

現代文に関しては、まずは「やさしく語る現代文」から始めてみてはいかがでしょうか、とのことでした。古文のゴロゴはもしかしたら高校2年生進級時に副教材として購入していただくかもしれませんが、2冊持つことになったとしてもとても良いとのことでした。

中古で良ければ、フリマサイトで。文系志望にももちろんおすすめです。

予想平均点

初めての共通テストが終わりましたが、各予備校で予想平均点が挙がってきております。
https://www.keinet.ne.jp/center/average/21_index.html
https://dn-sundai.benesse.ne.jp/dn/center/sokuhou/yosou/index.html
https://www.toshin.com/kyotsutest/ave_list.html

数学ではかなり問題傾向(出題方式)が変わった印象ですが、問われている数学的な知識はそれほど変わりがなかったように思えます。
クラスの生徒でも同日模試で問題を解いた生徒もいたようですが、あまりにもできなくてショック、というケースもいたようです。確かに青チャートとは主題形式があまりにも違うのでペンが進みにくかったでしょう。
ただし、形式に慣れることで結果は変わっていくので焦らずに日々の積み重ねを意識しましょう。

共通テスト

初日、お疲れ様でした。

やはり英語は随分と解きにくい問題が出題されたようで…。笑いを取ろうとしている(?)ところもチラホラ。しかし、条件はどの受験生も同じ。


いずれにしても、初日の夜は自己採点は禁止です。切り替えて明日に向けて就寝しましょう。

シャーペンか鉛筆か

そろそろ共通テスト当日の荷物準備を始める時期です。

さて、ペンはシャーペンでもよいか?

要項にはきちんと鉛筆使用と書かれています。甘くみて鉛筆を用意せずにいくと当日の会場で周りがみんな鉛筆…焦って近くのコンビニへ買いに行ったという話を聞いたことがあります。

それなりに根拠のある話ですので注意です。

https://dot.asahi.com/aera/2021010500013.html?page=1


あとは当日の天気がどうなることやら。東北の方々は特に心配かと思います。

東京外語大学 変更

緊急事態宣言を受けて、入試方法の変更が出てきております。
東京外語大学は英語の試験時間を150分から90分へ。昼食を学校で取らない形にするためという主旨かと思いますが、例えば11時頃に自宅を出て、18時近くまで何も食べずに受験を終えるというのも辛いところです。
致し方ないかと思いますが、こういった変更が次々と出てくる可能性ありです。

http://www.tufs.ac.jp/admission/navi/exam/20210106.pdf

数学ⅡB

前回の数学ⅠAに続いて今回は数学ⅡBです。

センター試験は得点率60%を目安に作られておりましたが、共通テストは50%を目安に問題作成されております。センター試験の数学ⅡBの受験生平均点は50%前後になることが多かったので、極端な問題難化は起こらないと予想しています。

一方でセンター試験の数学ⅠAは60%前後を推移していました。ただし、前回の2020年だけはⅠAとⅡBだけはともに約50%程度でした。これは共通テストへの布石です。
見事に平均点を50%に寄せているところは驚きしかありません。

さて、各分野の出題テーマです。
【数学ⅡB】
[式と証明]
・過去3年間出題なし
[複素数と方程式]
・過去3年間出題なし
[図形と方程式]
・過去3年間出題なし
[指数関数と対数関数]
・指数、対数の計算(3年連続登場)
・方程式、不等式(3年連続登場)
[三角関数]
・加法定理(3年連続登場)
・三角方程式、不等式(2018年、2020年登場)
[微分法と積分法]
微分係数と接線(3年連続登場)
・増減、極値、グラフの概形(2018年、2020年登場)
・面積(3年連続登場)
[数列]
・いろいろな数列とその和(3年連続登場)
[ベクトル]
・平面ベクトル(2018年登場)
・空間ベクトル(2019年、2020年登場)

過去3年間では[式と証明]、[複素数と方程式]、[図形と方程式]からは出題がされておりませんが、傾向の変わる今回の試験こそ登場の可能性が懸念されます。
特に二項定理、軌跡と領域はその基本を確認しておきましょう。

三角関数微分法と積分法はスピード勝負です。いかに早く処理ができるか。
問題は数列とベクトルですね。数列では未知の漸化式の問題についての会話文を穴埋めでなんて想定できます。群数列、格子点も含めて問題構造を十分に理解しておきましょう。
ベクトルは空間ベクトルからの出題がないと嬉しい人もいるかと思いますが、問題の難易度を高めようとするとおのずと空間ベクトルになるのでやはり別解も含めて十分な問題演習をしておきましょう。

試験時間内で終えられるかどうかがポイントになる数学ⅡB。演習時には試験時間を10分短くして演習しておくといいでしょう。