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伝えたいことを思いつくままに記します

前期終業式

この数ヶ月はかなり色んなことがありましたが、ひとまず本日で前期終了です。

早速、来週から後期が始まりますが、束の間のお休みを有効活用して下さいね。

文理選択に向けて準備をしてきた前期ですが、後期は数回予定されている外部模試へ意識を向けましょうね。


ちなみにこの時期の高校3年生はAO入試の出願書類準備、前期評定が確定したことにより公募指定校推薦の出願校絞り込み、一般入試に向けて赤本演習開始と、かなり慌ただしく動いている時期です。

皆さんは2年後のこの時期はどのように過ごしているでしょうか。

大学進学フェスタ2020

コロナの影響で様々な入試関連のイベントが中止またはオンラインで行われていますが、毎年パシフィコで行われている大学進学フェスタは実施のようです。

個別相談で色々と質問してみると、パンフレットに載っていない情報を得られることがあります。

他にも講演会を予定していますので、参加を検討されてみて下さい。(予約制で私も参加予定です)

https://univ-festa.jp/

「通信不良で中止」はダメ 大学入試のオンライン面接


今年度のAO入試と推薦入試では対面式の面接ではなく、オンラインでの面接を予定されている大学がいくつかあります。
ネット環境は各ご家庭で様々で、面接途中で通信が切れてしまうことは受験生にとっては不可抗力ですね。
そういったケースを想定して文科省から通達が出たようです。確かに通信が切れたことによって不合格では受験生は納得できませんね。

いずれにしても今年の大学入試は様々な部分で情報戦となっており、ネット環境の整備は必須のように感じます。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63634520Z00C20A9CR8000/

横浜国立大学 2021年度入試

横浜国立大学ですが、今年度は二次試験を行わず、一次試験にあたる大学入学共通テストのみで合否判定をするそうです。

これにはとても驚きました。二次試験において各地からの移動によってコロナの感染リスクが高まることを懸念しての苦渋の決断のようですが、よりよって今年初年度となる共通テストでの合否判定は受験生をかなり悩ませます。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c133e42b3551830b39602dd4b4b077027030ac

明治大学と東海大学

明治大学東海大学

本来であれば現在、大学2年生の学年の生徒の話です。仮にA君としたいと思います。
A君が高校2年生の時、私は彼の数学の授業を受け持っていました。

最初の印象はとにかく意識が高い生徒という感じでした。今から必死に頑張らなければ目標の大学(偏差値表の上の方の大学)に合格できない、自分は周りの生徒とのんびり勉強している時間はないんだ…といった雰囲気を出していました。(あんまり授業も聞いていなかった)

A君はやたらと難しそうな厚手の問題集を持ち歩いていて、放課後、よく私の元へ数学の質問に来ていました。

しかし、その問題は難しすぎるくらいの難易度で、「高2でこんな難しい問題を演習するよりも、もっと基礎~標準の問題演習を反復した方がこの生徒の実情に合っているのではないか…?」と思いながらも、私も彼との放課後の勉強に1年間向き合っていました。

そんな彼もいよいよ高校3年生になり、大学入試を迎えました。毎年、2月になると廊下に大学合格者の一覧が張り出されますが、一向に彼の名前が張り出されません。
「あんなに頑張っていたのに。彼は大丈夫なのだろうか…もしかしたら」と心配になった私ですが、「卒業式の日に声を掛けてあげよう」と考えていました。
しかし、彼は卒業式の日に姿を現しませんでした。当時の担任の先生に聞くと、どこも決まらなかったそうです。


あの卒業式の日から一年半が経ちました。何度か彼のことを思い出すことがありました。

果たして自暴自棄にならずに頑張っているのだろうか。
そんな彼がつい先日、学校に現れました。


彼は卒業後、K合塾に入塾し、もう1年受験勉強を頑張ったそうです。
そして、今年の2月の入試で明治大学東海大学に合格しましたが、東海大学への進学を決めたそうです。偏差値表で考えれば明治大学への進学なのかもしれませんが、
浪人中に自らの将来についてもう一度、真剣に考え、パイロットへの道を選び、東海大学への進学を決めたそうです。それはもう、何かから解放されて清々しい表情をしていました。

彼は大学受験を振り返っての話をしてくれましたが、それが意外な内容でした。

自分は現役時代、やたらと自分の実力以上に難しい問題を解いていたが、あれは間違っていた。現役の時に芝浦工業大学を受験したが、全く記述の問題の答案を作ることができず愕然としたそうです。それらしい式は書くことはできても入試の答案になって
いなかった。でも周りの受験生は立派な答案を作ることができている。その時に、自分は基礎が全く身についていないことを痛感したそうです。そして、学校の授業を聞かずに自分の勉強に没頭していた自分をとても恥じたそうです。
K合塾時代は基礎基本に徹底に重点を置いて取り組み、見事に合格を得たそうです。

「先生も本当にお忙しいにも関わらず、あの時、自分の質問に付き合って下さってありがとうございました。」と深々と頭を下げてくれていました。

私は将棋部の顧問をしておりますが、将棋の世界ではこのような言葉があります。
「将棋は負けて強くなる」
将棋の世界に限らないことなのかもしれません。
人生では勝てる試合ばかりではありません。むしろ負けた試合から学び、気づく経験こそも人には必要なのかもしれません。


彼の表情を見て涙が出るくらい嬉しかったです。

入試科目付判定基準一覧

ベネッセ・駿台による「データネット」は私が高校3年生の進路指導時に使用しているサイトです。

特に国公立大学受験時に共通テストや個別試験での受験科目、そして配点に関する情報収集が大切になります。各大学ごとのHPを見ているとかなりの労力となってしまいますので、こういったサイトで系統別にまとまっていると大変、ありがたいです。

昨日のLHRではこの表の見方を説明しましたが、科目選択を控えている中ですので、志望校の受験科目について是非、調べてみてください。

https://dn-sundai.benesse.ne.jp/dn/center/hantei/index.html

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス オンラインオープンキャンパス

短い夏休みが終わり、学校が再開しておりますが、各大学のオンラインイベントはこの後も予定されております。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスSFC)のオンラインキャンパスが8月21日(金)10:00~17:00に予定されております。(学校の授業時間と重なっておりますが…)
模擬授業も予定されておりますが、環境情報学部の安宅 和人先生の授業は必見です。
予約制なので、事後で講義が見れるのかはHPを見る限りではわかりませんが、もし見れるようでしたら見てみてください。

https://www.opencampus.sfc.keio.ac.jp/