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伝えたいことを思いつくままに記します

センター試験

センター試験までおよそ10日です。ただ、問題を解くだけでなく、本番と同じ時間帯・制限時間(高得点を目指す人は10分短くして解くのはお薦め)、マークシートを使って解き、自己採点まで行いましょう。また、計算は汚い字で書かないようにしましょう。後で見返したときに読み間違いをしてしまった・解読に時間がかかるでは非効率です。(とっても丁寧に書いて時間を浪費するでは意味はないですが)

 

【数学ⅠA】

数学ⅠAと数学Ⅰの問題を間違えて解かないよう、気をつけましょう。試験が始まったら、すべての問題を見渡し、選択問題・時間配分を考えましょう。また、予想外の問題が出題されていないか把握しておくことも重要です。

ⅠAでは序盤で気持ちよく問題が解けていけるかもしれません。ですが、他の受験生も同じです。後半の確率・図形・整数問題では時間のかかる問題が待っているでしょうから序盤は早く正確に。後半できちんと時間をかけて、あとは見直しの時間を確保しましょう。

選択問題で整数と図形を選択するつもりだったが、整数が難しそうだったので、確率に変更した。しかし、選択問題のマークは整数のままで確率の問題の解答をマークしてしまったという失敗を聞いたことがあります。本番の雰囲気に思わず力が入り、こういったミスを犯してしまうので十分に注意しましょう。
図形の問題では四角形や円がベースで問題が進んでいくかと思いますが、どこかで方べきの定理・チェバ・メネラウス・内角(外角)の二等分線公式を使うはずだということを頭の片隅に入れておきましょう。
問題はデータの分析ですね。この大問の難易度がどちらに振れるかで平均点が動く気がします。(数学が得意・不得意とは別物の分野かもしれません。)
 
 
 
【数学ⅡB】
大問の後半の設問で解法が思いつかない場合はどんどん飛ばしましょう。よく「ⅡBが終らなかった」といった話を聞きますが、この「最後まで終らなかった」という状況だけは避けましょう。(大体が微積に時間を掛けすぎています。基本的にはどの現役生もまともに進めるとⅡBでは時間が足りなくなるものだと考えておきましょう)
数列の問題で設定が抽象的すぎて手が止まってしまった場合は、nに1から順に数字を入れていき、数列を初項から並べていきましょう。思わぬ発見が得られることがあります。
 
何科目受験するかは人それぞれでしょうが、仮に前の科目でうまくいかなくとも決して投げてはいけません。毎年、いずれかの科目で平均点が低く出ることがあります。たまたまその科目が自身の受けた科目だったと考え、次のターゲットを見ましょう。
また、逆もありえます。ある科目で過去最高の手ごたえを感じることがあるかもしれません。しかし、他の受験生も同じように手ごたえを感じていることでしょう。そこで浮かれて次の科目でミスをしてしまっては意味がありません。
 
今年は暖冬といわれていますが、それでもここ最近は冷え込む日があります。そろそろ疲れが溜まってきて体力的に辛いところでしょう。2月に入ると連日、満員電車の乗って遠方へ出向き、1日に何時間にも渡る試験を受けることになります。そういった意味では体力的な負担が大きいのが2月です。
しかし、より重要なことは精神的な強さです。いや、肝っ玉の強さと言ったほうがいいのかもしれません。最近は全学部入試の導入拡大に伴って10回、15回と合否判定の機会があるかと思います。そのすべてで合格をもらえることは滅多にないでしょう。○よりも×の方が圧倒的に多いのが一般的でしょう。しかし、体は1つですから1つ進学したい学校から○をもらえれば大成功なわけです。
そういった意味でも沢山の×をもらいながらも「絶対に合格できる」と諦めずに試験会場に向かえる肝っ玉の強さがほしいところです。

うまくいかないことの方が多いはずです。しかしその感情をどう浄化してコントロールするか。悔いを残さぬよう最善を尽くして下さい。